さっさと引越し! 移りゆく人生の泡沫を面白おかしく記述することを目標にするBlogです

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海外には電柱が無いが
 以前にパリの通りのことをつらつらと書いたが、外国の街を歩くと、ぼんやりしているだけでいろいろなことに気づくものだ。
 「日本の街は美しくない」という声を多く聴くのは、他ならぬ日本人の口からだが、その中の一つに「日本の街は看板、電柱、電線が絡み合ってカオスである」という話がある。

 そう言われてみれば、ヨーロッパの街、いや都市には、電柱が少ない……というより見たことが無い。道路にそびえ立つのは、マロニエやプラタナスなんかの樹木と、せいぜい水銀灯である。あれだけの建物が密集している都市だから、さぞかし電気を消費していると思うのだが、本当に無い。
 自転車なんか乗ってると、あの路肩と絶妙に開いた間、自転車で通れるか通れないか非常にやきもきさせられるし、車道側に出ると迷惑気味。
 日本ではあれだけ乱立している電信柱、他の都市ではどこに行ったのかしらと思ったら、どうやら地下にあるらしい!いや、知らなかった。しかも裏庭なんかからこっそりと配線している場合もあるようだ……。日本でも撤去が進んでいるというが、埋め立てをしようとしたら釣りを始めて漁業権を主張するような土地柄だからな……スムーズにいくかな。


 ところで、筆者は必ずしも「看板、電柱、電線のジャングル」が美しくないとは思わない。
 香港などの、看板やネオンの入り乱れた、まさに都市のジャングルには、退廃的な美すら感じる。空の見えないその下で、欠けた垢だらけの茶碗で粥など啜ってみれば、ただひたすら快である。
 ……とはいえ、日本はまだまだその点中途半端に便利さと公共性が同居してしまっているのかもしれない。が、そこが日本の良さでもあると感じる筆者は、単なるポリシーの無い快楽主義者であると認識を新たにした。
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パリの街はイヌフンだらけか?
 パリ。
 芸術の都だか、花の都だか、とにかく第一級の観光都市である。

 しかし行ってみたら通りは汚いしフランス人冷てー、などという理由でパリ症候群になる日本人も結構多いとのこと。
 フランス人が冷たいかどうかはさておき、通りは汚いと言うがホントのところはどうだろうか?イヌフンだらけなのか?


 出版が今ほど盛んでなく、さらにネットも無かった時代には、パリの舗道のことを書いているような本はそう多くないが、少なくともつい最近まで、パリの舗道は確かに汚かったようである。
 そもそもがフランス人は路上にモノを捨てる「習性」があるようで(笑)、確かに他の大都市、東京やロンドンなどと比べて、街道にはゴミが多い。一応ゴミを回収する箱もあったりするが……。路上に積もるゴミを見越してか、日中は道路掃除夫が、ホウキを持って綺麗にしている。その上から、またパリジャンやパリジェンヌたちがポイポイ物を放擲していくあたり、パリは賽の河原か、はたまたカラスと権兵衛の戦いか……。とにかく、パリが一応の清潔さを保っているのは、彼らのたゆまぬ努力の賜物であることは間違いない。
 古くは中世、まだ道路が舗装される以前から、パリの人々は路上にゴミを捨てていたそうな。しかも当時は下水道が整理されていなかったから、道路はゴミやらベンツボの中身やらで、大層汚かったとのこと。もっぱら掃除はブタや大嵐に任されていたらしい。

 余談だが、当時の道路は真ん中が窪んでいて人々は両側を「歩道」として歩いたらしいが、汚物は当然真ん中に溜まる。そこを馬車なんかが駆け抜けると、はねたモノは当然……そこから、女性をエスコートするときは「男が車道側を歩く」ことになったそうだ。女性の服に染み一つつけないために、自分は汚物を被っても気にせずニコニコ。
 本当かどうかは謎。

 閑話休題

 パリの人々は、そんな古来から現在への伝統に忠実に、「放擲しておけば誰かが片付けてくれる」そんな風に思って(いや別に意識はしてないだろうけど)ゴミを捨てている……そんな気がする。

 さて、イヌフンである。
 結論から言えば、イヌフンは現在ではかなり「減った」。
 セーヌ左岸右岸の近辺あたりの「街の中心部」の方ではそれほど気にせずに歩けるし、パリを歩くときにはもっと気をつけなければならないものがいっぱいあるが、クルマやスリや、上から落ちてくるモノや水滴(日本では考えられないくらい、これはよくある)なんかに気を取られて踏んだ!なんてことは、歩道ではあまり無い。

 現大統領(もうすぐ任期終了ですが)ジャック・シラク氏が、かつてパリ市長になったときに「イヌ用トイレ」や「イヌフン回収白バイク」などを導入して、街の「汚点」対策に乗り出した成果もあってか、またイヌの人気自体がフランスでちょっと下火になってきたせいか、とにかく昔の人ほど我々はイヌフンを気にしなくてもいいらしい。
 だが、いささか書きすぎた感もあるし、ここらで一度幕引きを。

 一方、パリがこれだけ汚い汚いと語られるのに、東京はどうだろうか。
 これだけ人間がいるのに、少なくともイヌフンは……無いですね。これって結構奇跡的なことのような気がするのですが。
 しかしイヌフンの被害は、家に入るときにクツを脱ぐ我々よりも、ベッドに横になるとき以外靴を脱がないヨーロッパ人の方が被害甚大になるような気がするのですが……うっかりイヌフンを踏んだ昔の人はどうしていたろう。石畳では、あまりイヌフンは落ちてくれないような気がするのだが。
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